泣Oリーンテクニカ
名古屋市天白区野並1-46
TEL052-896-6932
FAX052-896-6933
営業:8:30〜17:30
定休:日祝日(基本)
空調機点検・修理各種
分解洗浄・販売施工等
営業エリア:中部地区
・建設業許可(管工事業)
(愛知[般-20]第104898号)
・フロン回収業知事登録
(愛知/三重/岐阜/静岡)
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泣Oリーンテクニカの
タウンノート情報 |
■当頁内容■ 1、フロン回収とは? 2、行程管理票と注意点 3、作業の流れなど
こちらではフロン(冷媒ガス)回収についてご案内します。
※環境対策や行政上の解説・作業内容の解説や料金目安のご案内等
1、フロン回収とは?
□環境対策としてのフロン回収
オゾン層は、オゾンが多く集まる地表から約10〜50km上空の成層圏にあり、太陽光に
含まれる有害な紫外線を吸収したり生物を守るバリアの役割をしています。
オゾン層破壊の主原因とされているフロンは安価で人体に無害であるため、冷蔵庫や
エアコンの冷媒などに使用されてきました。
近年フロンなどのオゾン層破壊物質によってオゾン層の破壊が進んでおり、対策として
生産規制をされるようになりました。
現在はオゾン層を破壊しない代替フロンが開発され、様々な用途に使われています。
しかしフロンも代替フロンも共に温室効果ガスで京都議定書の削減対象物質でもあり
更なる対策として排出規制が必要とされています。
上記をうけて、フロン類の大気中への放出を防ぐため「フロン回収・破壊法」や「家電
リサイクル法」等、製品廃棄時のフロン類の回収・適正処理を義務づけています。
業務用空調機やルームエアコンでは主に下記の種類の冷媒ガスが使われています。
<冷媒フロンガス種類> |
R-22(旧冷媒)
(HCFC/単一組成) |
近年使われてきた冷媒です。古い機種は殆どこの種類の冷媒です。
代替フロン種ですが将来的な規制対象の冷媒です(破壊係数[低]) |
R-407C(一部現行新冷媒)
(HFC/3種混合) |
R-22が規制予定となった為に使われるようになった冷媒です。
組成変化がおきやすく混合比率の安定性が良くない(破壊係数[0]) |
R-410A(現行使用新冷媒)
(HFC/2種混合) |
R-407Cよりも良い性能として登場した種類で、現在主流の冷媒です。
組成変化がおきにくく混合比率の安定性が良い(破壊係数[0]) |
※R-407Cは組成変化条件などの問題もあり、その後すぐにR-410Aが登場したため市場にあまり
出回りませんでした。(注:ごく一部機種では現在もR-407C使用機器が販売されています) |
フロン回収・破壊法についてのは下記が要点です。(詳しくは法令を参照下さい)
<[改正]フロン回収・破壊法>・・・平成19年10月1日より施行
※「特定製品に係るフロン類の回収及び破壊の実施の確保等に関する法律」 |
・主な要点 |
@フロン回収の義務(強化) |
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A建物解体時の該当機器有無確認義務 |
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B回収業者登録義務(登録業者使用義務) |
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C行程管理票の創設(管理票の使用と保管義務) |
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D使用者(ユーザー)処理責任と処分費用負担義務 |
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E行政による指導強化と罰則制定 |
2、行程管理票と注意点
フロン回収を実施するに当たって、実際の作業は別で
述べますが、書類手続きの手順としては行程管理票に
従った流れで進んでいきます。
まず本来の原則としては「使用者(ユーザー)が書類を
使用して依頼や引渡しや管理をする」ことになってます。
ただ実際は一般のユーザーが管理票を用意して交付
することは難しい場合が殆どと思われますので、依頼
する回収業者(弊社等)や管理会社等に代行してもらう
とよいでしょう。
但し、管理票の存在と記入や保管の義務があることを
覚えていて頂くとスムーズかと考えます。
詳しい書類の流れとしては、横の「図1」にある行程管理
票の表紙に解説が載っています。
取引上のケースによって書類の流れが変わるので注意
が必要です。
※例としては以下のパターンが多いと思います。
・ユーザーが直接回収業者に依頼
・管理会社等を経由して回収業者に依頼
・販売会社等を経由して回収業者に依頼
(管理会社と販売会社を経由する場合、2社経由で再依頼扱い)
記入内容については横の「図2」にある記入例をご参照
下さい。
実際はA票〜F票まで6枚複写になっており、記入者の
立場によって記入範囲が異なるので注意が必要です。
※例としては以下のパターンが多いと思います。
・ユーザーはA票のみ記入が必要
・管理会社等はC票(又はB票)への記入が必要 (それ以外の用紙はほぼ販売会社や回収業者による記入です)
結構複雑でややこしい部分があると思いますので不明
な点は、実際に作業を回収業者(弊社等)に依頼した
際にご質問下さい。 |
↓行程管理票解説画像↓
(クリックで別枠拡大表示します) |
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(図1-管理票表紙[解説]) |
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(図2-管理票記入例[解説]) |
3、作業の流れなど
冷媒フロン回収作業の流れです。ここでは一般的な機器の作業を参考にしました。
(天カセタイプ5馬力相当機の場合)
[作業開始〜完了までの流れ] (機器の取外しや付帯作業などがある場合は割愛とします)
作業準備 |
※フロン回収機、回収容器、接続ゲージなど使用機器類の準備をします。
※あわせて機器に使用する電源(一般100V電源)を用意します。
(室外機から直接単体で回収する場合で解説しています)
(機器が設置されていて取外す前の状態で、機器を運転出来る場合は、配管経路の回収運転を
事前に行ってから回収作業します) [状況により都度方法が変わることがあります]) |
↓ |
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回収準備 |
※回収対象機器を開け、バルブにホース等を
接続する。(冷媒用マニホールドを含む)
※回収機や回収容器(ボンベ)、使用電源の
接続も同時に行う。
(ボンベへの冷媒回収量は専用のハカリで計測します) |
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↓ |
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回収作業 |
※回収機を運転し、手順に従って回収対象の
機器内のフロンを回収していきます。
(封入量によりますが約30分〜1時間掛かります)
※機器内の回収が終わったら、回収機内部の
ガスも回収して、ボンベを閉めて回収機を
停止します。 |
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↓ |
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作業完了 |
※各機器や道具を取外して、片付けをして完了です。
※対象機器も元に戻し、作業場所のゴミや汚れがあれば清掃します。
(回収したフロンは計測し行程管理票に記入し、弊社管理のもと破壊業者へ引き渡しします) |
※料金については上記の場合の参考値で約3〜4万円です(行程管理票作成、破壊証明等含む)
※実際は機器の冷媒封入量や台数によって回収するフロンの量が変動しますので価格も変動します。 |
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